法人融資の金利相場|中小企業の銀行借入金利・銀行融資・プロパー融資・日本政策金融公庫の平均。運転資金など

法人融資を利用すれば資金繰りを改善できるので、事業の大きな助けとなるでしょう。

しかし、必ず利息の支払いが発生するので、金利相場を知らずに利用すると「思ったより利息の支払いが多い」「融資を受ける前より大変」といった事態に陥る可能性があります。

そこで本記事では、法人融資の金利相場について解説します。

中小企業の借入金利・銀行融資・プロパー融資の平均に関してもお伝えするので、法人融資の金利相場を知らない方は申込前にチェックするようにしてください。

法人融資の金利相場|中小企業の銀行借入金利・銀行融資・プロパー融資・日本政策金融公庫の平均。運転資金など

法人融資の金利相場は年利1%〜18%です。

また、どの金融機関から融資を受けるかによって、適用される金利は変わってきます。

  • 日本政策金融公庫
  • 民間銀行
  • ノンバンク

例えば、民間銀行は審査が厳しいため、金利相場は0.9%〜15%程度と低めです。

反対に、受け口が広いノンバンク系の法人融資は、金利相場が3%〜18%と他の金融機関よりも高めになっています。

では、ここからは中小企業の借入金利・銀行融資・プロパー融資の平均について見ていきましょう。

  • 中小企業の借入金利
  • 銀行融資(プロパー融資)の金利相場
  • 銀行融資(信用保証付き融資)の金利相場

中小企業の借入金利

日本における中小企業の割合は約99.7%と、大手企業はたったの0.3%しかありません。

そのため、「帝国データバンク」が発表している「全国平均借入金利動向調査」を確認すれば、中小企業の借入金利がわかります。

同調査によると、2007年度の平均借入金利2.33%をピークに、日本では借入金利が低下傾向にあります(※)。

2018年度には平均借入金利が1.37%に下がり(※)、さらに2021年度には0.97%と初めて1%を割りました(※1)。

法人融資の金利相場が年利1%〜18%と考えると、かなり低い金利で借りている中小企業が多いとわかります。

※参考:帝国データバンク「全国平均借入金利動向調査(2018年度)」

※1参考:帝国データバンク「全国平均借入金利動向調査(2021年度)」

銀行融資(プロパー融資)の金利相場

銀行融資には、保証や担保などなしで銀行独自の責任で直接貸し付ける「プロパー融資」というサービスがあります。

金利相場は1%〜3%程度と低めの設定です。

これは、銀行に認められるほどの高い信用力が求められるため、金利が低めになっていると考えられます。

銀行融資(信用保証付き融資)の金利相場

銀行融資には、信用保証協会に保証してもらったうえでお金を借りられる「信用保証付き融資」というサービスがあります。

万が一返済できなくなっても信用保証協会が代わりに返済してくれるので、銀行側の貸し倒れのリスクが低くなっています。

そのような背景から、金利相場は1.5%〜3%と低めです。

ただし、信用保証協会に0.1%〜0.8%の保証料を支払う必要があります。

法人融資の金利相場|大企業の貸付金利は平均よりも低い?

大手企業は、中小企業よりも財源が豊富で信用力が高いため、貸付金利が低い傾向にあります。

中小企業も含めた金利相場が1%〜18%なのに対して、大手企業に対する貸付金利の相場は0.5%〜2%程度と低めです。

このように、大手企業は平均よりかなり低い金利で融資を受けられるというわけです。

法人融資の金利相場|日本政策金融公庫で運転資金を借りる場合、貸付金利は高い?

国が100%出資・運営している政府系金融機関である「日本政策金融公庫」は、1.08%〜1.9%程度と低めの設定です。

しかし、審査が厳しかったり、必要書類が多かったりといったデメリットがあります。

日本政策金融公庫の融資は誰でも受けられるわけではないので、申し込みは慎重に検討した方が良いでしょう。

法人融資の金利相場が気になる方にはGMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

前述の通り、法人融資の金利相場は金融機関や商品によって大きく異なります。

加えて、金利を低めにしたい場合は厳しい審査を受ける必要があり、誰でも利用できるわけではありません。

もし、あなたが法人融資の金利相場を気にしているなら、受け口が広くて金利の低さにも定評がある「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」を検討してみると良いでしょう。

融資対象法人
融資スピード最短2営業日
借入限度額10万円〜1,000万円以内
借入利率年0.9%~14.0%(固定金利・審査のうえ決定)
担保・保証人原則不要

ここでは、GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドをおすすめする理由について解説します。

  • 実質年率0.9%~という低金利
  • 創業期・赤字決算でも申し込み可
  • 銀行通帳だけで申し込める

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実質年率0.9%~という低金利

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドの実質年率は0.9%〜14.0%と低めの設定です。

法人融資の金利相場が1%〜18%と考えると、下限も上限も低いことがわかります。

しかも、GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドは金利が低いにもかかわらず、受け口が広いという特徴があります。

創業期・赤字決算でも申し込み可

他のビジネスローンは2年以上の事業実績が必要なので、創業期の法人は申し込めません。

しかし、GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドなら創業期の法人でも申し込めるので、強い味方となってなってくれるでしょう。

また、信用度が低いと判断される赤字決算の企業に対しても、将来性を踏まえて審査してくれるので、融資してくれる可能性があるのです。

銀行通帳だけで申し込める

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドは、通常なら必要となる「決算書」「事業計画書」「担保」「保証人」が不要です。

求められるのは「銀行口座の入出金明細(3ヶ月以上の連続した取引)」だけなので、書類等の準備に時間を手間を取られる心配がありません。

コア業務に専念したい方には有難い環境と言えるでしょう。

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緊急で運転資金を借りたい法人はノンバンク系ビジネスローン

ビジネスローンで資金を手にするには、大体3日〜1週間程度かかります。

そのため、緊急で資金調達したい方には利用しにくいでしょう。

しかし、ノンバンク系のビジネスローンであれば即日融資に対応しています。

そこで続いては、おすすめのノンバンク系ビジネスローンを3つご紹介します。

  • キャレントキャッシング
  • ファンドワン
  • デイリーキャッシング

キャレントキャッシング

キャレントキャッシング」は、平日14時までに申し込めば最短即日(※)で融資してくれるスピーディーなビジネスローンです。

申し込みは、パソコンやスマホから24時間365日いつでも可能で、来店も不要なので全国どこにいても利用できます。

早い人なら3分で申し込みを済ませられるので、緊急事態に陥っている法人の強い味方となってくれるでしょう。

公式サイトには、「設立年数」「他社借入金額」「遅延の有無」を入力するだけで借入の可否を判断してくれる「借入診断」があるので、気になる方はチェックしてみてください。

融資対象法人
融資額1万円~500万円
実質年率7.8%~18.0%
融資スピード最短即日(※)
返済期間(回数)最長10年(120回)
担保・保証人不要

※平日14時までに手続きが完了した場合です。

キャレントキャッシングの詳細はこちらから

ファンドワン

ファンドワン」は、審査時間が最短40分という驚異的な早さに定評があるビジネスローンです。

来店は不要なので、全国どこからでも申し込めます。

また、現状の経営状況だけに捉われない柔軟な審査基準を設けており、赤字決算や税金・社会保険料の滞納といった不安材料があっても融資を検討してくれます。

担保・保証人も500万円までなら原則として不要なので、少額の借入を検討している方はファンドワンに相談してみると良いでしょう。

融資対象法人
融資額30万円~1億円
借入利率年2.5%~18.0%
融資スピード最短40分
返済期間(回数)最長10年(120回)
担保・保証人500万円までは原則不要(※)

※法人代表者が連帯保証人となる必要があります。

ファンドワンの詳細はこちらから

デイリーキャッシング

デイリーキャッシング」は、最短30分という驚異的な審査スピードを誇る人気のビジネスローンです。

午前中に申し込みを済ませれば、同日午後には融資を受けられる可能性があるので、緊急性が高い資金調達を希望している方の強い味方となってくれるでしょう。

また、返済期間が最長30年と他社と比べて長めの設定です。

自由度の高い返済計画を立てられるので、財政状況に余裕がない法人の方はデイリーキャッシングに相談してみると良いでしょう。

融資対象法人、個人事業主
融資額200万円~5,000万円
借入利率年5.2%~14.5%
審査時間最短30分(商品や審査の状況によって異なる)
返済期間(回数)~最長30年(36~360回)
担保・保証人不要

デイリーキャッシングの詳細はこちらから

法人融資以外の資金繰り改善法

資金繰りの改善は法人融資だけではありません。

そこで最後は、法人融資以外の資金繰り改善方法について解説します。

  • 支払い.com
  • ファクタリング

支払い.com

支払い.com」は、銀行振込による支払いをクレジットカード決済に変更して、最長60日先まで支払期限を延長できる第三の資金繰り改善方法です。

申し込みはパソコンやスマホから最短60秒でできます。

早ければ1日後には支払い.comが振込を実行してくれるので、迅速に資金繰りを改善できます。また、あなたが用意するのはクレジットカードのみです。

本人確認書類や事業計画書等の書類は不要なので、コア業務の合間にスムーズに申し込めます。

もちろん審査や面談等もないので、法人融資の審査に不安を抱えている方でも無理なく利用できるでしょう。

ちなみに、振込名義人は任意で変更可能なので、支払い.comの利用を支払先に知られる心配はありません。手数料は一律4%に固定されているので、申し込む前にコストがいくらかわかります。

希望額次第では法人融資より低コストで資金調達できるので、少額を希望している方は検討してみると良いでしょう。

支払い.comの詳細はこちらから

ファクタリング

ファクタリングとは、事業者が保有している売掛債権を買取してもらい、早期に資金調達できるサービスです。

融資ではなく債権の譲渡なので、法人融資ほど厳しい審査はありません。

審査通過率は平均70%程度と高めで、中には「アクセルファクター」のように90%越えのファクタリング会社があるほどです。

また、審査対象は申込者ではなく売掛先(取引先)企業です。

そのため、自身の会社が赤字だったり税金滞納中だったりしても、売掛先企業の信用度に問題がなければ買取してくれます。

申込〜入金まで最短2時間というファクタリング会社もあるので、緊急性が高い資金調達を希望している方は検討してみてください。

ファクタリング会社手数料買取可能額入金スピード
QuQuMo1%~上限なし最短2時間
ビートレーディング2%~12%下限上限なし最短2時間
アクセルファクター1%〜10%30万円~無制限最短3時間

まとめ

法人融資の金利相場は1%〜18%と言われています。

しかし、金融機関によって異なるので、どこから借りるのか決めてから相場を確認した方が良いでしょう。

  • 日本政策金融公庫:1.08%〜1.9%
  • 民間銀行:0.9%〜15%
  • ノンバンク:3%~18%

また、金利相場が低い日本政策金融公庫や民間銀行は、審査が厳しい傾向にあります。

反対に、金利相場が高いノンバンク系のビジネスローンは、柔軟な審査を行ってくれるため受け口が広めです。

それぞれの違いをよく理解したうえで、自分にあった金融機関を選ぶようにしてください。

審査に不安を抱えている方や即日融資を希望している方は、今回ご紹介したノンバンク系のビジネスローンを検討してみると良いでしょう。

審査時間実質年利上限金額
キャレントキャッシング最短即日7.8%~18.0%1万円~500万円
ファンドワン最短40分2.5%~18.0%30万円~1億円
デイリーキャッシング最短30分5.2%~14.5%200万円~5,000万円

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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